ゲーランダ・サンヒター5回講座



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ゲーランダ・サンヒター 5回講座



ヨーガの百科事典を学ぼう!

 ゲーランダ・サンヒターは、世界中の人々に親しまれ実践されている現代のヨガの直接ルーツとなるとても重要な経典です。数あるヨーガの経典の中でも、より具体的なテクニック(実践方法)が最も豊富に記されているので、ヨーガの百科事典としても有名です。
 ただ、このゲーランダ・サンヒターに記載されているヨーガのテクニックは、現在知られているヨガのテクニックとは随分と違います。なぜなら、この経典の目的とするものが、現代ヨガとは違うからです。
 このゲーランダ・サンヒターに記されているあらゆるテクニックは、全て、プラーナをコントロールするためのものなのです。しかも、この経典の意味を理解するのは非常に難解です。なぜなら、現在はほぼ使われることのない古代のインド語サンスクリットによって暗号のように書かれているからです。


失われたプラーナの操作方法を原典に忠実に復元!

 古代からの伝統にもとづくヨーガの経典は、時代に関係なく古代語サンスクリットで記される必要があるといいます。サンスクリットはインドにおいても今やほぼ日常会話では使われることがない言語であるにもかかわらず…。
それはなぜなのでしょうか?サンスクリットは「完全なる言葉」という意味なのだそうです。古代からの伝統的なヨーガの教えは「完全なる言葉」サンスクリットでなければ理解できないものなのです。そんなサンスクリットは、一つの単語がいく通りもの意味を持つ、はっきり言ってそれはまるで「暗号」のような言葉です。つまり、サンスクリットによって記されたヨーガの経典はそれぞれ、それを解釈する者の経験や能力によって、いく通りにも解釈が可能であるということになります。言いかえると、古の聖者たちは、将来、その教えが必要とされる時にのみ、解読できるように、暗号のようなサンスクリットでヨーガの秘伝を書き残したのです。


いま、なぜ伝統的なヨーガのテクニックを学ぶことが必要とされるのか?

 現代社会では、数多くの人たちが、あらゆる面で限界、行き詰まりを感じ、悩み苦しんでいます。その全ての元凶は、科学万能主義、唯物主義(つまり、見える物しか信じようとしない)、物質主義(見える物が大事)にあります。この全宇宙に存在するものの中で、見えるもの(私たちが五感を通して認識でき得るもの)は僅か4%しかないと現代科学で証明されているにもかかわらず!現在の私たちが認識できるものは全宇宙の中の4%しかないにもかかわらず、その4%の世界がこの世の全てだと勘違いし続けていることこそが問題であるとヨーガでは考えられています。なぜなら私たち一人一人の能力も、当然本来の能力の4%も発揮することができないからです。


現代人にとって限界突破の鍵は「プラーナ」

 ゲーランダ・サンヒターには、現在世界中に広まったエクササイズとしてのヨガの元となるヨガのポーズなどのお馴染みのテクニックがいくつも紹介されています。ただ、特筆すべきは、ゲーランダ・サンヒターに記されているさまざまなヨーガのテクニックは全て、現代ヨガでは完全に失われてしまった「プラーナの操作方法」であるということです。


この世の森羅万象を成り立たせている宇宙エネルギー「プラーナ」

 ヨーガの教えによると、この世の森羅万象を成り立たせているものは「プラーナ」という目には見えないエネルギーだといいます。私たちにとっては生命エネルギーであるこのプラーナは、私たちの身体や心やあらゆる能力を司っています。  古代からのヨーガの目的は、「二度と再び生まれ変わることなく永遠の存在と一つになる」こと。そのためには、自分の中に眠っている潜在的なパワーを目覚めさせることで、肉体意識を超越することが必要となります。それを成し遂げるためには「プラーナ」を集めコントロールするテクニックを習得しなければなりません。


ヨーガの百科事典「ゲーランダ・サンヒター」

 17世紀に記された「ゲーランダ・サンヒター」は、5,000年ものヨーガの伝統において、現存するヨーガの経典の中でも比較的かなり新しいものです。ということは、この経典は5,000年もの長きに渡って数多くのヨーガ行者たちが試してきたさまざまなプラーナを操作するための方法の集大成だということです。
 この経典を学ぶことによって、今や行われることのなくなったプラーナをコントロールする仕組みや具体的な方法を知ることができます。
例えば、
・さまざまなヨーガのポーズ(アーサナ)について
・より複雑なイメージやマントラを使ったヨーガの呼吸法や瞑想について
・チャクラ(プラーナのセンター)や、ナーディー(脈管・プラーナの通り道)について
・息止め(クンバカ)、結節(プラーナのもつれ)やバンダ(プラーナの封印法)などの身体操作について

 歴史的にも、現代はあらゆる面においての行き詰まりから、悩みや苦しみの多い社会であることは間違いありません。そんな今だからこそ、目には見えないものの私たちの潜在能力に影響するとされるプラーナの操作方法を、ヨーガの百科事典と言われる「ゲーランダ・サンヒター」から私たちは学ぶ必要があるのではないでしょうか?


伝統的ヨーガ研究の第一人者伊藤武氏

 古代からの伝統にもとづくサンスクリットで記されたヨーガの経典を理解することは、はっきり言って一筋縄ではいきません!しかし、そんな難解なヨーガの経典の意味をサンスクリットの原典から忠実に復元することについて長年研究している方がいます。
インド研究者として著名な伊藤武氏です。
 伊藤先生はサンスクリットはもちろんのこと、インドの伝統、歴史、思想、風習などについて長年に渡り研究しています。そんな伊藤先生の類まれなる洞察力によってしか、この難解なゲーランダ・サンヒターの作者の真のメッセージを見出すことはできないのかもしれません。

 この講座は、サンスクリット・テキストを精査し、イラストを多用して、作者ゲーランダの教えるヨーガを可能なかぎり正確に復元することを目的としてします。

 ヨーガの聖者ゲーランダが現代の我々に託した真のメッセージを、ヨーガ研究の第一人者伊藤先生を通して直接学べる貴重な機会です。ぜひお見逃しなく!


伊藤先生よりコメント

「ゲーランダ先生、わたしにホンモノのハタ・ヨーガをお教えください!」
そういって、一国の王であるチャンダカーパーリがゲーランダ師の門を叩く場面から、この聖典は始まります。

ほんらいナータ派という一宗派のヨーガであったハタ・ヨーガも、ほとんどあらゆる宗派に採用されたがために、雑多な教えが混じりこみ、渾沌としたものになっていました。だからこそ、王はホンモノを求めて、正統を伝えるゲーランダ師を訪ねたのです。

『ゲーランダ・サンヒター』は、ハタ文献のなかでは、アーサナやプラーナーヤーマやムドラーなどの技術論がもっとも充実しています。
しかし、それらが、現在一般に行なわれているものと大きく異なっていることに驚かされます。

こんにちも、本書がしるされた当時と似たような状況にあるのかもしれません。迷ったら、原点(原典)に立ち返る——
この講座は、サンスクリット・テキストを精査し、イラストを多用して、ゲーランダの教えるヨーガを可能なかぎり正確に復元することを目的としてします。

伊藤 武

講師プロフィール


伊藤武

1957年石川県生まれ。
1979年から、インド・ネパール・スリランカ・東南アジア諸国を何度も訪れ、遺跡、神話・伝説、風習、武術、食文化等の情報収集や調査を行う。
著書に『身体にやさしいインド』『こころを鍛えるインド』『図説インド神秘事典』『秘伝マルマ ツボ刺激ヨーガ』(講談社)、『ヴェールを脱いだインド武術』『図説ヨーガ・スートラ』(出帆新社)、『図説ヨーガ大全』(佼成出版社)などがある。

  • ・YAJ(ヨーギニー・アソシエイション・ジャパン)代表
    ・マルマヨーガ創始者
    ・文化人類趣味者
    ・作家
    ・イラストレーター
    ・ヨーガ講師
    ・サンスクリット語講師

  • 講座詳細

    日 程 2022年11月27(日)~2023年6月25日(日)
    11:00〜17:00(5h)
    ※13:00〜14:00休憩
    内 容 ・11/27(日)
    1回目「1章 シャトカルマン(浄化法)」
    ・2/26(日)
    2回目「2章 三十二アーサナ」
    ・3/26(日)
    3回目「3章ムドラー(印)」
    ・4/23(日)
    4回目「4章プラティヤーハーラ・5章プラーナーヤーマ(呼吸法と保息)」
    ・6/25(日)
    5回目「5章続き・6章ディヤーナ・7章サマーディ(観想・瞑想)」
    ※6/25(仮)変更になる可能性もあります。
    講 師 伊藤武
    場 所 オンライン
    費 用 68,000円※YAJ版9,000円テキスト代込
    マルマヨーガ受講者割引 8,000円引
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